先週のグローバルアドテクシーン:Google、新たなファッション向け検索広告「Shop the Look」を発表
広告テクノロジー業界を定点観測するExchangeWire編集部が、主に先週に起きたグローバル市場のトピックの中から特に注目すべきものをピックアップしてお届けする。
Google、新たなファッション向け検索広告「Shop the Look」を発表
Googleが新たに発表したShop the Lookは、ファッションに関する検索に対して、それらを身に付けたイメージ画像を広告として提供する。
plista、リアルタイム分析のLinkpulseを買収
ベルリンに拠点を置くネイティブ広告プラットフォームのplistaは、リアルタイム計測・分析サービスを提供するLinkpulseを買収しメディア向けのレポート等の強化を狙う。
Videology、モバイル動画広告がブランドリフトに貢献していることを調査結果で発表
Videolgyは、同社が配信したモバイル動画広告にNielsen's Digital Brand Effectを使用することでブランドリフトに関する調査を行い白書を公開した。
Sizmek、新たなプログラマティッククリエイティブサービスを提供開始
Sizmekは、広告主や媒体社など利用者すべてが用意にデータ・ドリブンはクリエイティブを作成できる新たなプログラマティッククリエイティブサービスを提供開始した。
Krux、ヘッダー入札(Header Bidding)に対応開始
DMPのKruxはヘッダー入札に対応したサービスの提供を開始した。
Krux Linkの拡張機能として提供し、媒体社のより効率的なデータ活用のサポートを目指す。
LinkedIn、遂にコンバージョントラッキングを提供開始
LinkedInは、米国時間の9月8に、コンバージョントラッキングサービスをマーケターに提供開始することを発表した。
Facebookが同様の機能を提供し始めてから3年以上が経つ中、マーケターとしては遂に登場したという形になる。
電通子会社のカラ、世界の広告費成長率予測の定期改定を発表
電通の海外子会社であるカラは、定期的に発表している世界の広告費成長予測の改訂版を発表した。
2016年の世界の広告市場は前年比4.4%増(2016年3月前回予測では4.5%増)の5,482億ドル、2017年は4.0%増(同4.5%増)の5,704億ドルと予測という。
AppNexus、業界団体ANA (Association of National Advertisers)と戦略的提携
AppNexusは、グローバルな広告業界団体であるANA (Association of National Advertisers) と戦略的提携を発表した。
データ利用のあり方などプログマブル(programmable)広告時代の姿を議論する。
OpenXとMediaMath、ヘッダー入札取引(Header Bidding)のテストを開始
OpenXとMediaMathは提携し、ヘッダー入札取引のテストを開始した。
大手DSPと大手アドエクスチェンジプラットフォームの提携でさらにヘッダー入札の普及が期待される。
SpotXとLiveRamp、データを利用した動画広告買付けの領域で提携
動画広告プラットフォームのSpotXとデータコネクションサービスのLiveRamp、データを利用した動画広告買付けの領域で提携した。
オフライン・オンラインを通じた最大規模の動画広告プラットフォームを目指す。
ABOUT 野下 智之
ExchangeWire Japan 編集長
慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。
国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。
2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。