先週のアドテクシーン: DACとアイレップが経営統合を発表、共同持株会社を設立
広告テクノロジー業界を定点観測するExchangeWire編集部が、過去一週間に起きたトピックの中から特に注目すべきものをピックアップしてお届けする。
【新サービス・新機能】
オプトグループのスキルアップ・ビデオテクノロジーズ、インリード型動画広告でインタラクティブなADフォーマットを追加
オプトグループのスキルアップ・ビデオテクノロジーズは、インリード型動画広告を再生中にユーザーがマウスオン操作などで、プレイヤー内にミニサイトを表示する機能をリリースした。
DACのメッセージングサービス管理ソリューション「DialogOne」、Facebookに対応開始
DACは、これまでLINEで実績のあるメッセージングサービス管理ソリューション「DialogOne」を新たにFacebook Messengerとも連携をさせた。
日米共に、メールの代替手段として、メッセージアプリへの自動配信に注目が高まっている。
ヒトクセ、DSPを通じて配信可能なマルチリンク型360度全天周静止画バナーの提供を開始
リッチメディア広告フォーマットを提供するヒトクセは、DSPを通じて360度全天周静止画バナーを配信できるソリューションの提供を開始した。
360度ビューは静止画・動画共に注目が高まっている。
アドアジアホールディングス、AdAsia Digital Platform及びAdAsia Ad Networkの提供を開始
シンガポールを拠点にするアドアジアは、プログラマティックバイイング及びレポート管理機能を備えた「AdAsia Digital Platform」及び東南アジアのローカル媒体を束ねた「AdAsia Ad Network」の提供を日本国内も含めて開始した。
Facebook、Instagramでもリターゲティングダイナミック広告の取り扱いを開始
Facebookは、既にFacebook上で人気広告商品となっているリターゲティングでのダイナミック広告をInstagramでも提供を開始した。
ユーザーの行動に応じて表示される商品画像がカルーセル型で変わるフォーマットは効果が高いとされている。
フリークアウト、LINE 広告枠への独占買付を行うモバイルマーケティングプラットフォーム「Red」をリリース
フリークアウトは、LINE 広告枠への独占買付を行うモバイルマーケティングプラットフォーム「Red」をリリースした。
LINEとの提携を武器にモバイル領域での存在感を強める。
アライドアーキテクツ、海外進出企業向けにFacebook広告のローカライズ支援サービスを開始
アライドアーキテクツは、越境ECなどの海外進出を行う国内企業に向けに、Facebook広告のローカライズ支援をワンストップで提供するサービスを開始した。
CAアドテクスタジオ、「Dynalyst for Games」にて ゲーム向けデータフィード「GameFeed」の提供を開始
サイバーエージェント アドテクスタジオは、スマートフォゲームアプリに特化したダイナミックリターゲティング広告「Dynalyst for Games(ダイナリストフォーゲームス)」にて、ゲーム向けデータフィード「GameFeed(ゲームフィード)」の提供を開始した。
リエンゲージメント広告需要の拡大に応えていく。
【新会社・新組織】
DACとアイレップ、経営統合を発表
DACは、子会社であるアイレップと共同持株会社を設立し、経営統合することを決定した。
ホールディングス制へ移行することで無駄を減らしながら最大のシナジーを目指す。
ソネット・メディア・ネットワークス、台湾において初の海外現地法人を設立
DSPのLogicadを主力製品に持つソネット・メディア・ネットワークスは、同社として初の海外現地法人を台湾に設立した。
ABOUT 野下 智之
ExchangeWire Japan 編集長
慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。
国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。
2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。