サイバーエージェント アドテクスタジオとAppelevenが動画視聴完了型リワードネットワークをリリース
サイバーエージェントのアドテクスタジオが、連結子会社のAppelevenと共同で動画視聴完了型リワードネットワークスマートフォンアプリに特化した“AppliPromotion Play(アプリロモーションプレイ)”の提供を開始した。(PDF)
“AppliPromotion Play”は、15~30秒の動画視聴完了後のランディングページをクリックしたユーザーに対してゲーム内アイテムを提供するという動画リワード広告である。広告主は配信面単位でクリック単価を調整することが出来る。
また“AppliPromotion Play”の配信先は、主にゲーム・マンガ・音楽・占いなどのエンターテイメントコンテンツアプリが中心となる模様。
リワード型で提供される動画広告には、同じサイバーエージェントグループのCAリワードがSuper Ad Videoを2014年2月にリリースしている。
またこの領域ではLINEも注力しており、2014年2月に提供開始した“LINEフリーコインVideo”が有名。LINEは、2014年12月にフリーコインVideoビデオの配信先として従来のAndroid OSに加え、iOSへの配信も開始している。
また2015年1月には動画視聴完了ユーザーに対してスタンプをインセンティブとして提供する“LINEマストビュースタンプ”の提供を開始するなど注力を図っている。
動画広告市場では、各社がスマートフォンに対応した広告商品の拡充を進めているが、特にスマートフォンアプリ上で再生される動画広告商品が注目を集めている。
また、単価の下落により成長が鈍化しているリワード広告市場において、成長ドライブとして動画フォーマットへの期待が寄せられている。
ABOUT 野下 智之
ExchangeWire Japan 編集長
慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。
国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。
2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。