注目の企業データ: セプテーニH、2015年の海外事業広告取扱高が100億円規模に
ニューヨーク、サンフランシスコ、ロンドン、シンガポール、ソウルに続き、今年1月に6か所目の営業拠点を北京に開設したセプテーニ。
モバイル、ソーシャル、グローバルを中期目標に据え、目下業績は好調を維持している。先日、2016年度第1四半期の決算結果を公表したが、2015年1-12月の海外事業売上は、108億円強の規模となっている。
同社が初めて海外展開を果たしたのは、2012年3月のシンガポールから。
同業他社と比べて決して早い時期とは言えないが、その後急成長し、4年も経たぬうちに、三桁の大台に達した。
海外事業の売上は、同社グループのネットマーケティング事業において、直近四半期で全体の18%を占めるに至っている。
中長期的な投資と位置付ける事業者が多い“海外事業”。同社においては既に主力事業の一つとなっている。
ABOUT 野下 智之
ExchangeWire Japan 編集長
慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。
国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。
2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。