ユナイテッドがマレーシアに子会社設立、SSP事業で東南アジアに進出
ユナイテッドが、SSP「AdStir」事業の東南アジア展開を進めることを公表した。
同社は今年8月にマレーシアに子会社を設立、既存の東南アジアの広告在庫に加え、マレーシア子会社を拠点として東南アジア全域の現地メディアに対して直接「AdStir」の導入を推進し、新規の在庫獲得を積極的に進めていくとのこと。これにより、東南アジアのスマートフォン広告市場の高い成長を見据え、在庫拡大によってDSPやアドネットワークへの供給量を増やし、「AdStir」の規模拡大を図っていくとしている。
※ユナイテッド 2016年3月期 第1四半期決算説明資料(PDF)より抜粋
最近国内アドテク事業者による東南アジアでの拠点展開が進んでいるが、SSPとしてはジーニーが先行している。
ABOUT 野下 智之
ExchangeWire Japan 編集長
慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。
国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。
2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。